Windows 10を回復するツール「WinRE」を使いこなすコツとは?
WinREとは?
WinREは、Windows 10に付属するリカバリー専用OSである。Windowsを起動するための最小限のOS機能と、Windows 10のリカバリーやUSBメモリなどの外部メディアからの起動、各種トラブルシューティングなどを実行できる回復ツールが搭載されている。
通常はWindows 10本体とは別のパーティション(ほとんどの場合、Windows 10の直後のパーティション)にインストールされ、問題が発生した場合にWindows 10の代わりに起動されることになる。また、Windowsの更新プロセス中に特定のフェーズで更新を適用するためにも使用されるという。
WinREの起動方法
WinREには異なる起動方法が複数用意されている。一般的に使用されるのは次の4つの方法だ。
- Windowsのスタートメニューで[電源]を選択肢、[Shift]キーを押しなが[再起動]をクリックする
- Windowsのスタートメニューから[設定]→[更新とセキュリティ]→[回復]と選択していき、 「PCの起動をカスタマイズする」の項目にある[今すぐ再起動]をクリックする
- あらかじめUSBメモリなどにリカバリメディアを作成しておき、そのリカバリメディアを起動する
- 電源ボタンでの強制終了(再起動がかかるまで電源ボタンを長押しする)を2回続けて行う。3回目に電源を入れるとWinREが起動する
さらに、あまり知られていないが、次のような方法もあるという。
- Windows 10で管理者としてコマンドプロンプトを実行し、「reagentc /boottore」と入力して、デバイスを再起動する
- コマンドプロンプトを実行し、shutdownコマンドを「shutdown /r /o」のオプションで実行する
いずれの方法でも、再起動後にはWindows 10ではなくWinREが読み込まれる。
https://news.mynavi.jp/article/20210427-1879494/